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年休が取得できない!これって違法じゃない?と思った時の3つの解決方法

まず年休が取得できないのは違法です。

これは会社員の権利なので、確実に取れる権利。

とは言え、会社によって年休が取れない、取りにくいなんてことありますよね。

【あなた】「来週の水曜日子供の入園式があるので休ませてください!」

【上司】「無理だね」と突き放された経験はありませんか。

私もあなたと同じように年休が取得できない、取りにくい環境にいた経験があります。

そこであなたと同じ境遇にいた、KINがどうすれば年休を取得できるようになるのか解説をさせて頂きます。

結論

・会社の上司に相談する

・労働組合に相談する

・労働基準監督署に相談する

この記事を読めば、年休をどうすれば取得できるようになるかわかります。わかれば後は行動あるのみですよ。

年休が取得できない!これって違法じゃない?と思った時の3つの解決方法

上司に有給休暇について相談する

有給休暇は基本的に労働者の権利なので会社が拒否することができません。

ただ、こんなケースの場合は経営者も拒否することができます。

例えば、社員が30名いる会社で「来週の水曜日に20名休みます!」と言われたときは会社は拒否することができます。

なぜかというと、労働者が多数同じ時期に休暇を取る場合、正常に会社が運営できなくなると考えられます。

そこで,会社の運営に支障が出るときに限り,会社は,有給を他の日に振り替えることができます。これを時季変更権といいます。

ただ、こんな事例はなかなかありません。なので、基本会社が拒否することができません。

下記のような判例も出ています。

事業に支障があるときというのは,客観的にみて,そのときに休まれたら会社が正常に運営できないという具体的な事情があるときで,判例では,会社の規模,年次有給休暇を請求した人の職場での配置,その人の担当する作業の内容・性質,作業の繁閑,代わりの者を配置することの難易,同じ時季に休む人の人数等の様々な事情を総合的に考慮して,合理的に決定すべきであるとされています。

また,判例によれば,労働者が指定した時季に休暇が取れるように状況に応じた配慮をする義務が使用者にはあるとされています(弘前電報電話局事件・最二小判昭和62年7月10日ほか)
したがって,ただ忙しいからというだけで,年次有給休暇の取得を拒否することはできません。(東亜紡績事件・大阪地判昭和33年4月10日)(わーくわくネット広島より引用)

これを踏まえて、上司に相談してみてください。

上司もこの判例など、知らない可能性があります。ここまで、しっかり勉強して相談すれば年休が取得できるようになる可能性が高くなります。

また、できるだけ早めに年休を申請して、そこまでにしなければならない仕事をすべて終わらせるように上司と約束するのも一つの手です。

年休が取得できない!これって違法じゃない?と思った時の3つの解決方法

労働組合に相談する

社員が一致団結して、会社に訴える方法があります。それが、労働組合です。

労働組合とは、社員が一人で声を上げるのではなく、会社の社員(管理職以外)の声として会社と対等に話し合いをできる組織です。

社員一人が声を上げたところで、会社はビクともしません。

しかし、大多数にもなれば会社は無視できなくなります。会社が、違法な行為をできないようにする、会社の組織といってもいいのではないでしょうか。

そういった事から、基本的には会社に労働組合が設置されています。

労働組合に相談して、社員の意見として会社と話し合いをすれば会社も動く可能性が高くなります。

解決方法の1つ目で難しいようであれば、労働組合で社員の意見として要望してみてください。

ただ最近では、労働組合の力が弱くなり会社と対等に話し合いができない場合や、そもそも労働組合がない可能性もあります。その場合はこの方法では解決できません。

 

年休が取得できない!これって違法じゃない?と思った時の3つの解決方法

労働基準監督署に相談する

労働基準監督署に相談する。

なぜなら、上司、労働組合と相談して動きがない場合は外部に相談するしかないからです。

ただし、これは最終手段です。この解決方法をした場合、社内に居場所がなくなる可能性があります。

どうしても、今の会社で働きたくて労働環境を良くしたい!と思いがあれば行動に移してください。

そうでないなら我慢して働くか、環境を変えてください。

労働基準監督署は最後の手段。そこだけは理解してください。

労働基準監督署に相談するには証拠が必要です。

できるだけ証拠を集めて、あなたの意見が正しいことを証明するようにしてください。

そこまでしたくない人は環境を変えることをおすすめします

上記で説明した内容で解決しない、そこまでしたくない場合は環境を変えることをお勧めします。

なぜなら、環境を変えることが何よりも簡単な方法だからです。

例えば、年休が取得できない会社で「取得させろ!」と声を上げたところで取り合ってくれません。

またあなただけ年休を取れたとしても、周りからの目は気になります。

しかし年休を取るのが当たり前の会社だったら、そんなこと何も考えることなく取得することが出来ます。

もちろん今の会社が好きで、どうにか変えたいと努力することはいいと思います。

ただ、他社を変えるのはかなり難しいことだけは理解してください。

私も会社を変えようと、さまざまな努力をしました。

しかし、会社は変わることはなく腫れ物扱いをされ、世間では正しいと思うことを発言しても、会社の中では正しくないことで終わりました。

経験上、環境の整った会社に入社するのが何よりも簡単で楽な方法です。

あなたも今悩んでいるなら、環境の整った会社を探してください。

悩んでいるなら行動あるのみ。もし途中で辞めたくなったら、いつでも辞めることができます。

もちろん転職サイトも最初から最後まで無料で使用することができます。あなたに損はないので、やらない理由はないですね。

年休が取得できない!これって違法じゃない?と思った時の3つの解決方法 まとめ

結論

・会社の上司に相談する

・労働組合に相談する

・労働基準監督署に相談する

年次休暇が忙しいという理由で取得できないのは、基本的に違法です。

ただ、明確に仕事が回らないのであれば仕方ないですが、一人休んで仕事が回らなくなるような会社は正直まともな会社ではないと思います。

採用に力をいれていないか、一人の人に業務を集中させてきたかのどちらかだと思います。それはすべて会社の責任です。

そんな会社にこのままずっと勤めてもいいことはないと私は思います。

上記の解決方法を周りの目を気にすることなくするのであれば、行動してみてください。もしかしたら会社が変わり、ホワイトな会社へ移行する可能性もあります。

しかし、そんなリスクを犯したくないという場合は我慢するか、転職です。すぐに「じゃあ転職しよう!」とはならないと思います。

ただ、今後会社のへの不満が溜まり今すぐにでも転職したいと思ってから行動するよりも、心に余裕があるときに行動していてください。

転職を焦ると痛い目に合います。なので私のアドバイスとしては、今登録し求人を眺める癖をつけてください。そうすれば、サイトの使い方など理解したところから転職活動をスタートできます。

この差は非常に大きいです。ストレスがないところから登録するのと、ストレスが溜まっているところからスタートするのではまったく違ってきます。

ここまで言っても100名いたら5名ぐらいしか登録しないと思います。

ただ、未来を変えたいのなら行動するしか方法はありません。

 

KIN@転職アドバイザー
年収は80万円UPし、年間休日は教員時代と比べ100日以上増え家族毎日笑顔が絶えない毎日を過ごしています。 あなたも私と同じように、笑顔で毎日過ごせるように経験をすべて伝えます。 私と一緒に明るい未来へ一歩進みましょう。
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