新卒で就職したけど、正直教員の仕事が辛くて辞めたいと思っていませんか?
正直そのまま働いていると、ストレスが積み重なり、将来最悪の事態になる可能性がありますよ。
そこで今回は、4年間教員をしていたKINが「何故教員を無理して続けないで今すぐ辞めるべきなのか」3つの理由で解説して行きます。
・無理して働き続けると「精神疾患になる可能性がある」
・子供たちに迷惑がかかる
・転職は若い方が有利
この記事を読みことによって、なぜ教員を今すぐ辞めるべきなのか理解することができます。
そうすれば、あなた自身の気持ちが晴れやかになり、新たなスタートを切ることが出来るでしょう。
Contents
新卒で教員を退職してもいい理由
退職するべき理由①.無理をすると精神的に病んで、働けなくなる
無理を続けることで、鬱病を発症するリスクがあります。
なぜなら、教員はかなりの人数が精神疾患で休職になるからです。
平成29年度の精神疾患で休職した教員の数は下記の記事に記されています。
「平成29年度にうつなどの精神疾患で休職した公立学校の教員数が5077人に上り、2年ぶりに5千人を超えたことが25日、文部科学省が公表した人事行政状況調査で分かった。長時間労働などが一因とみられる。」(産経新聞より)
年間5000人以上の先生たちが鬱病を発症している結果になっています。この結果を見たらあなたもわかるはずですよね。
無理して働くことによって、かなりリスクがあるということが。
実際私も高校教員をしていた時代、4年間で休職に追い込まれた先生が2名いました。その2名はともに、20代前半の若手教員です。
かなり高学歴で、やる気があって前向きな先生でした。私の経験上、真面目で何事も力を抜くことができない若手の先生に限って鬱病に掛かるリスクがあります。
無理をすると、今だけではなく、将来も働けなくなるリスクがあることを理解してください。
あなたは今大丈夫ですか。たまには、息抜きしながらやらないと、鬱病に掛かる恐れがありますよ。
退職するべき理由②.子供たちに迷惑が掛かる
やはり一番の問題は子供たちに迷惑が掛かることです。
なぜなら、精神疾患になった場合、まともに教員として働くことが出来ないからです。
実際私も知り合いに鬱病の1歩手前ぐらいの先生がいましたが、生徒がかわいそうだと思うぐらい、教員として仕事が何もできていませんでした。
例えば、授業中に急に泣き出し授業がストップしたり、職員室では抜け殻のようにずっと座っていたりするなど、生徒が教員にかなり気を使い状態になっていました。
特に高校の現場だったので、生徒も担任がやばい状態なのはわかります。
わかるからこそ、言いたいことも言えないし、担任の先生を頼ることができない、そんな状況に陥っていました。
このように精神的に病みかけている場合、まともに生徒対して指導することもできず、生徒から気を使われる状態になります。
これは避けてほしいですね。
教員も辛いと思いますが、生徒も同じく辛い状況に陥ります。
なので、本当に辛い、辞めたいと思うのであれば、初任であろうが1年できっぱりやめるべきです。
退職するべき理由③.新卒から3年以内であれば第2新卒枠で転職しやすい
3年以内に退職することによって、次の転職に有利になります。
何故なら、多くの企業で若くて社会人経験がある人材を探しているからです。
新人教育をするには、かなり費用が掛かります。
例えば、指導する人件費や、研修に行かせる費用、新人教育期間の人件費。
このように多くの費用が新人には掛かります。
その点、1度社会を経験している人材を採用することによって、社会人としてのルールなどを教える時間を短縮することが出来ます。
また、年齢も3年以内であれば、その後の成長を期待することができ、企業としては積極的に採用したいスタンスなんです。
なので、短期の職歴だろうが若ければ気にする必要もありません。
転職活動において年齢が若いというのは、かなりのメリットになりますので、辛くて転職を考えているのであれば、一度民間を経験してみてはいかがでしょうか。
教員の世界より、確実に労働環境がいい、精神的に楽な仕事は沢山あります。
私自身、教員から民間へ転職しましたが、やはり教員という仕事が一番しんどく、大変な事だと改めて実感しました。
今現在教員時代と比べると、休日は100日程度増え、残業はなくなりました。また、家族との時間がとれ、プライベートはかなり充実しています。
続けるのも1つの方法ですが、転職も1つの方法です。しっかりと考えて行動してみてください。
「経験談」新卒1年目はかなりしんどいです。
私も実際教員をしていたのでわかりますが、1年は地獄のようにしんどいですよね。
私自身もかなりしんどくて、辛い経験を多くしました。
でも4年間やめませんでした。
それは、自分自身が教員の世界に合っていたからだと思います。正直、教員はかなり特殊な職業だと言っても過言ではありません。
労働環境はめちゃくちゃで、新卒1年目からベテラン教師と同じように教壇に立ち指導を行います。
民間企業であれば、新人研修やOJTがありますが、教員は何もわからない状態で仕事を完璧にこなさないといけません。
そこが、かなりの精神的苦痛になるのだと考えます。
これをどうとらえるかで、教員の世界で頑張れる人か、頑張れない人に分かれます。
合う、合わないがあるので、あなた自身この職業を40年続けることができるのであれば、もう一度踏ん張って教員を続けてみてください。
いや、もう40年も働くことが出来ないのであれば、1年でも早く民間への転職をしてください。
ちなみに、私が教員を辞めた理由も下記に書いていますのでご覧ください。
教員は素晴らしい職業だけど、合わないなら新卒でも退職して民間へ転職しよう!
・無理して働き続けると「精神疾患になる可能性がある」
・子供たちに迷惑がかかる
・転職は若い方が有利
どうでしたか。「無理して続けないで今すぐ辞めるべき3つの理由」を理解することができたでしょうか。
教員の世界はかなり特殊な職場です。
労働環境は圧倒的に悪く、1年目からベテランの教員と同じような仕事をこなさないといけません。
正直辛すぎますよね。
ストレスは溜まりますし、辞めたくなる気持ちもわかります。やめたいのであれば辞めるべきです。
多分教員を辞めるとなれば、周りからもったいないと言われますが、それはあなたのことを全く考えていない意見。
気にすることはありません。あなたの気持ちはあなた自身が一番知っていますので。
絶対自分さえ我慢すればいいと考えないでくださいね。
以上「新卒で教員を退職しても大丈夫?無理して続けないで今すぐ辞めるべき3つの理由」でした。